そしてジム・オルークは歌った

 ということで、初サイゼリヤでワイン1リットル完飲(添えはソーセージ&ポテトのグリルとキャベツのピクルスで合計会計1200円くらい)を果たした記念にここに書き込む次第。


 CD3枚と本4冊を借りる、CDはジム・オルークとT・レックス。本は川崎長太郎カフカ池内紀のエッセイ解説本)。


 ジムオルーク「ハッピー・デイズ」全一曲50分弱、予想してたとおりの音。耐性は付いているつもりだったけど、流石に今現在、キーボードを打っているときもヘッドホンで聴いているのがこの音というのはちょっとばかし参る、なサウンドコンプリートな音塊。家族に聴かせたら、これプレーヤー壊れてるんじゃない、蚊の大群が襲ってくる音にエフェクトかけた?で済ませそう。まあそういった音なんだけど、(そんな音の割には)不思議と聴いていての不快感は薄い。ただ評価不能なのは相変わらずです。


 ジムオルーク「ユリイカ」。なにはともあれ、借りようとしたとき、そのジャケットデザインに、図書館司書が固まってしまった品ではあるものの、前述の「ハッピイー・デイズ」からは信じられないシンガソングな一品。もうちっと聴いてのち、最終判断を。


 川崎長太郎は大学時の忘れ形見。彼に憧れて探した小田原の「だるまや」。見つからなかったけど。「抹香町」なんとなくそれらしき所は目星付いたけど、初心さに突撃できず。いつかリベンジ果たしてやります。


 カフカ本はサイゼリヤでの時間つぶし用。池内紀の本であるが故に、外れ本の可能性は無く、とてもソリッドな文とシャープな展開に酔う。


 川崎長太郎については、もうちょっと面白い話を書ける気がする。


 T・Rex「ベスト」。この薄いポップさがたまらない。あまりにキャッチー過ぎて気付かなかったけど、聴き直すと微妙に安っぽい。ただそれが堪らない魅力なのがTレックスなわけで。このチープさは何故かと考えるに、未リマスター音源なのはともかく、おそろしく演奏がシンプルなのだ。