シド・バレットが

 死んでしまったなあ。まあ、自分が生まれる前から、既に死んでるのと変わらん状況だったわけだったけど。


 ピンク・フロイド時代の作品は、時代がかってはいるものの名作。「夜明けの口笛吹き」という邦題からして素晴らしい。サイケなサウンドの上に飄々とフリーキーなボーカルが乗っかるスタイルが、後続のバンドに与えた影響はでかいと思います。こぶし系の唄い方の対極に位置する人でしたね。単に下手っていうのもあるけど。


http://www.youtube.com/watch?v=k7riHQjGsDA&search=syd%20barrett



 ただそのソロ第一作「帽子が笑う、不気味に」は、そのあまりのキチガイっぷりにアテられたアルバムでした。聴いてて本気で気持ち悪くなるという経験は初めて。