失望について(泥酔時の記録)

 自分はどうしたら良いか、分からなくなることが多い。


 自分を否定される、あさっての方向に憂鬱を投げつけられる。得体の知れない不安に圧し掛かられる。


 そんなときはじっと途方にくれて、そいつが通り過ぎるまでじっと篭ってやりすごす。それが一番自然で確かなやりかただ。しかし、それが叶わないこともある。


 田舎道で便意を催したとき、電車内で嘔吐に駆られたとき、泥酔で気を失ったのち目が覚めたとき。ああ、そいつは難問だ。



 でも自分はどういうわけか、それをすべて乗り越えてこれた。信じられないことに。