メモ
高島野十郎の蝋燭とゲルハルト・リヒターの蝋燭について
右はゲルハルト・リヒターの蝋燭、一日一個しか画像がアップできないぽいので、高島野十郎の蝋燭に興味のある方はグーグルでイメージ検索してみて下さい。
同じ対象を、共に写実的手法で描いているにもかかわらず、両者の作品から受ける印象は対照的だ。
触れることができそうな(熱を感じない)柔らかな炎のリヒターの蝋燭は、描き手の「眼差し」を意識的に欠如させてるように感じる。一方、高島野十郎の蝋燭では、どろりとした情念が赤く揺らめく炎に宿って闇を侵食している。
ともに幻想的ではあるけれど、リヒターは非現実・白昼夢の世界を、高島野十郎は脳髄、脳漿に隠されている聖域を(この辺書き直しながら続く)